欧州ジェットスキー事情見聞録 10:フィンランド編
レポート福井 昇
日本を後にして既に2ヶ月、イスタンブールから一気に北上し、今回は”バルト海の乙女”と呼ばれるフィンランド・ヘルシンキである。心が洗われるほどの、緑と水に囲まれ、美しい街でマシンを走らせた福井氏のリポート
うらやましい限りのロケーションヘルシンキ
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1986年6月2日、中近東・イスタンブールを後にして北上、スイス・ジュネーブを経由して、『森と湖の国=フィランド・ヘルシンキ」へと向う。文化も風土も余りにも違う北と南であるが、時間にすれば、たった数時間の距離である。フィランドエアライン・ヨーロッパ線のビジネスクラスでの機内食には、たいてい”ステーキ”が出てくる。2アれが仲々の美味で、私のささやかな楽しみの1つになっている。2ヶ月間も旅をしていうと、食事とか、周りに美人がいないかーとかなんていうことぐらいが楽しみになってくる。
フィンランドのヘルシンキに到着したのは真夜中。しかも囲りは森ばかりで、なおさら暗く感じるのだが、空港から市内へ向う道路は完璧なまでに整備され、証明のオレンジ色のランプが明るく美しい。”バルト海の乙女”とか“北欧の白い都”とか呼ばれる、このヘルシンキの街は、その名にふさわしく、三方を海に囲まれ、至るところに緑と水がある、美しい街だ。フィンランドの人口は500万人。街の美しさと、人々のバイタリティーとが共存していう街である。また、市民の3人に1人はヨットやボートを所有しているという。さすがに湖の広さもケタ違い、船は至るところに停泊することができる。寒い気候ゆえに一年の内でも夏以外には乗らない、とはいえマリンレジャーがすでにポピュラーなものになっている。 |
それに比べて日本は四方を囲まれ、一年中マリンスポーツを楽しめる条件であり、国民所得水準も高い―というのにまだまだ立ち遅れ気味であるのが残念だ。
ここヘルシンキの6月の今頃は、午前4時前には日が出て、夜10時、日の入りとなる。その間は文字通り、”白夜”に近い状態となり、深夜でも景色が薄暗く見えるのである。
クラッシク建築とモダンな建物が対照的に立ち並ぶヘルシンキ。
完璧なまでに整備された町並み
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白夜の国で、水と緑・・・陽気な人々に囲まれて
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水と白夜の中の陽気な人々
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翌日、私・N氏、現在カワサキスタッフとともに、カワサキ・フィンランドへと向う。例のごとジェットスキートレーニングを行う。ここではすでに5年前にジェットスキーを導入しており、わずかながら販売実績もあるということで、1日だけのデモンストレーションとなった。この日の午後、プレス向けのデモンストレーションを行うため、車で10分程の所にある湖へと移動した。市内からわずかな所でもあらゆるところに湖がある―やはり“森と湖の国”である。飛行機から見える所まで湖の中に町があり、森で覆われているーといった感じである。我々が行った湖は海とつながっているため塩水である。そして、スロープは至るところにくさるほどあり、どこででもジェットに乗ることができる、うらやましい限りの国である。
プレスが集まってきたのは午後3時。でも日の入りまでには7時間もあるのである。6月とはいえ気温は10℃、町中では皮のジャンパー、もちろん皆長袖を着ている。日本の真冬なみの寒さである。日本から持って来たドライスーツにマリンブーツが大活躍。カワサキ・フィンランドのメンバー達も加わり大いに盛り上がった。中には、「カッパと長ぐつ」で飛び入り参加するスタッフも出て来たほどである。それにしても、女性の姿が見えない、ギャラリーにさえいないのだ!長い欧州の旅の中でも初めての経験であった。唯一、女性と話したのは、ホテルで日本人スチワーデスに、ジェットスキーを 勧めた時ぐらい。
デモンストレーションを終えたその夜は、遅くまでホテルのスカイラウンジで、「北欧の白夜」を楽しんだ。北欧では、皆夜中、そのようにして遊び、スカイバーも朝まで営業している。私は結局、夜中の2時まで飲んでいた。スカイバーでは、皆、ダンスを楽しんでいる、フィンランド人はとてもダンスがすきで、若い女性が深夜でも、1人か、女友達何人かで踊りに来る。男性は、それを誘うのだがエチケットであり女性も断ることはないので、誘うのも恥ずかしくない。しかし私を始めとして、日本人は日常的にダンスをしたり声をかけたりするのがあまり得意ではなく、私は見ているだけだった。ディスコ も良いけれど、国際人としては、やはり社交ダンスをお勧めします。 |
翌、6月4日はフリー。N氏は市内へ、私はホテルでビデオを見ていた。そして6月5日、約2ケ間にわたった欧州の旅を終え、ストックホルム 経由で一路日本へと帰路につく。久しぶりに日本に帰れると思うと朝からソワソワして落ち着かない。
3人に1人は持っているという、ボート・ヨット。係留場所はごらんの通り。ケタ違いの広さ。
ヘルシンキ市内のカワサキジェットスキーのショップ。ミドリに映える明るいカラーでディスプレーされている。
勇敢にも”カッパと長ぐつ”飛び入りで試乗したユニークなおじさん。
色っぽい。 |

ヘルシンキの朝。
どこの広場でも見られる花屋さんの朝市。北欧の人々は春にあこがれ花を欲しがる |

おじさんの試乗風景。笑顔〜上がったあとの顔は、真っ赤々 |
フィンランド・カワサキのスタッフとともにデモストレーション。スロープはいたる所にある |

ヘルシンキ市内の公園
6月でも日陰に入ると、北欧の”暗さ”が出てくる。当然、水は冷たい! |
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息つく間もなく次回は、あの”アメリカ”
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| 2ヶ月ぶりに”故郷”日本に戻った福井氏。ゆっくりと落ち着く暇もなく、再びジェットと共に世界へと飛び出していく。次回は「アメリカ」。超大国で、どんな旅に出くわすか・・・・・・・ |
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