欧州ジェットスキー事情見聞録 5:オランダ編
レポート福井 昇
ジェットスキーとともに欧州を巡る。今回は5月だというのに、まだ肌寒い北欧、オランダはアムステルダムへとやって来た。肌寒く水は冷たいーとは言え、絶好のゲレンデを前にしてジェットに乗らないわけがない。まして美女が隣りにいたりしたら・・・
運河と風車と花の国・オランダへ
ここにもやはり美女が待っていた・・・・・ |
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4月30日、例車でベルギーからオランダ・アムステルダムに入る。この時期のアムステルは平均気温10℃〜12℃と、かなり肌寒い。街は網の目のような川と湖が多く、いたる所に橋が掛けられている。その橋の上を、せわしなく路面電車が行き交う。飛行機から見ると”緑と水と水路”しか見えない、中世の雰囲気を漂わせた、古く、小さな街だ。
ちょうど女王誕生日のカーニバルと重なり、街中はおわったばかりの混雑でゴッタ返し、ホテルまでのタクシーがなかなか進まない。とりあえずホテルに入り、それから高速道路を走り、[KME」というKAWASAKIの直売店へと向かった。今回、このKMEを通じ、オランダ国営放送”ベロニカ”からの依頼によりジェットスキーをインストラクトすることが重要な目的であった。その内容はというと「ベロニカ」が番組キャンペーンとしてオランダ中をサマーキャラバンし、番組の要所要所に、この美女6人のジェットスキーシーンを入れていこうというものであった |
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北欧・アムステルダムに・・・
JSの風を吹き込んだ! |
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アンネもびっくりアムスの街をJSが駆け抜ける。
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マシンの"JS440”新艇4台は、すでにベロニカへ送り込んである。KMEのスタッフ数名と私はインストラクトする湖へと向った。
初日はメンバー全員の顔合わせである。今回のキャンペーンでは、美女6人をインストラクトすることになっていたのだが、オランダ人女性は元来、身体が大きく負けてしまいそうな人が、多いので、あまり期待はしていなかった(失礼!)。しかしさすが国営放送。なんと、その6人、チャーリーズ・エンジェルにでも出て来そうな美人揃い。
一夜明けて、いよいよ美人を相手にイントラクトが始まった.運悪く、湖の波は高く、風も強い、おまけに5月というのにこの寒さだから、水に入ると手が痛くなる程に冷たいのだ。彼女達はといえば以前から注文していたという、お揃いのウエットスーツ、ライフジャケット、シューズで、日本のレディース・ライダーに負けず劣らず、スタイルは完璧。
レクチャーでは、まず、6名を交互にジェットに乗せて、ライディング。人通り済んだ後は4台のマシンでフォーメーション走行に移った。
この日のインストラクトで、彼女達は4台のジェットスキーと共にオランダ国内を4ケ月に渡り「サマーキャンペーン」をする。
この後、インタビューを受け、日本でのジェットスキー事情などを説明した。番組ではオランダ語のスーパー入りで放送されるという。
オランダでの仕事は、このインストラクトだけであったが、「所変れば・・・・」で、良い経験ができた。というのも「湖と運河の国」とはいってもジェットビークルなどの普及は大変遅れていて、ライディングするには、なかなか難しいものがある。“免許がいらない”とは言うものの、湖には5マイル規制があり、とても走れるものではない。ところが、どこででも簡単にマシンが降ろせるので、私としては、やはりそこでライディングしてしまうわけだ! |
・・・案の定、即、警察官が飛んできて、「コラ!何やっとる!」と止められてしまう。「何故行けないのか?」と聞くと、警察官自身もよくわかっておらず、あやふやな返答。
オランダ国内でのジェットスキーのディストリビューターは未だ確立されていないため、その姿を見かけることも無い・・・状態では、無理もないことかもしれない。日本のジェッターから見れば、うらやましい限りのゲレンゲ環境であるがゆえに、なおさらのこと残念だ。しかし、今回の企画を機に、近い将来ジェットスキーが本格的に導入されることになれば、このようなこともなくなるだろうに。なにしろここでは魚釣りでさえ、役所から「許可証」なるものを買うというのだから。
家のベランダが水上に張り出し、そこから簡単に湖水へと出られる。ジェッターにとってはありがたい環境だ
やはり”チーズ”の本場。とにかくうまい!ただしこの他にというと、これといってないのである
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欧州のおまわりさんにはジェットの大将も“脱帽”
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インストラクションの他、アムステルダムの町では、映画を何本か観た。海外へ行って映画を見る人は少ないだろうが、日本より封切りの早いノーカットのアメリカ映画を、日本の半分の約750円で観られるので、なかなかおもしろかった。しかし、何といってもオランダ語の字幕スーパーだし、入れ替え制なので味けない気はするが・・・・。
食べ物はやはりチーズが本場でおいしのだが、その他はこれというものはない。おいしかったといえば、日本料理を食べた2軒が、おいしかった。T軒はホテル・オオクラにある「山里」、ここでは特に鉄板焼がおいしかった。それと鍋焼きうどん。これは、滞在中の2週間、ほとんど毎日こればかり食べて暮らしていたような気がする。私はこの店に通わせた理由がもう一つある。ここのウエートレスに「石原真理子」そっくりな女性がいるのだ。
もうT軒は「与一」という店。愛想の良いオーナーが暖かく迎えてくれる。いずれも値段的にはやはり高く、いたしかたないことだが、私としては、まるで日本にいるような気分にさせてくれるこの店では、とてもストレス解消になった。
もう1つ欧州でのおもしろい話。ちょうどドイツのケルンで、あの有名な、オートバイの「ケルショー」をやっていたので、カワサキのスタッフと共に車で向った。その帰り道、フリーウェイを200km/hで飛ばしていた。車はBMW525i」。そして、ドイツからオランダに入ったとたん、覆面パトカーに「ご用!」となってしまった。パトカーは「フォード・シエーラー2500cc」、日本と同じく警察官が2人乗っている。そのうちの1人がニコニコとやって来て〔日本とだいぶ違う)、やさしく”ハロー”と声をかけながらウムも言わないうちに切符を切っていった。一言「では気をつけて」という言葉を残し、日本のそれとは半分以下の時間で処理を済ませて・・・。車に乗っていたわれら日本人4人は顔を見合わせて、思わず大笑いをしてしまった程、見事な”庖丁さばき”で我々を料理していった。ちなみに今回のスピード違反での罰金は約8000円。
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このような国だから交通マナーは欧州各国とも優秀で日本のように追い越し車線を大きな顔をして走り続けるような車はないし、このような車社会で育ってきているから、そのテクニックも又、優秀だ。老人でもビンビンと飛ばしていく。日本人としては耳の痛い話でもある。
やさしく微笑むチューリップとの〜んびり回る風車。街を歩けばロマン漂う古城がそびえ立つ。“北欧の春”で命の洗濯をした後、次はどこへ移るのか、氏の旅はまだまだ続く・・・・。
いたるところに古城がそびえ建つ。なんともいえない風景だ。ヨーロッパならではの歴史を感じさせるひとコマ
「運河と花の国・オランダ」まさにそのもの。日本のジェットライダーからみればうらやましい限りのゲレンデといえる。
ベロニカのデモンストレーターの美女5人。「見たか日本のジェッターよ!」茶リーズ・エンジェル張りの美人ぞろい。
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| 路面電車:”トラム”と呼ばれ、料金は1時間以内どこまで乗っても何回乗っても同一料金
貨幣:オランダでの貨幣の単位は”ギルダー”1ギルダーは約70円(当時)
オランダ語:古代英語とドイツ語に似たことば。日本人には発音がむずかし。福井の訳によると”スフラベンハーゲン”は”スケベニンゲン”!?
寒さ:おまけに寒い オランダの北側の海は夏でも寒く、水が冷たい。9月に入ると急に寒くなる。
チューリップ:球根は空港でも売っている。日本に持ち帰り咲かせたが、オランダのように、大きくはならなかった。
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アムステルダムから車で1時間。美しいチューリップで有名な、キューケンホフ。人々に憩いの場を提供している |
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