欧州ジェットスキー事情見聞録 8:イタリア編 
レポート福井 昇

2回にわたって紹介してきた、東南アジアから、再度なつかしの欧州へと戻ることにする。今回は南ヨーロッパ。かの有名なコートダジュールや『冬の・・・・」の歌で名高い、リビエラ海岸である。再びヨーロッパのイタリアン美人と再会した、著者・福井氏の欧州見聞記 


コロンブスの故郷、ジェノバは、イタリア有数の港町


 

 

 

   1986年5月、イタリア・ジェノバからアラシオ→カンヌ→モンテカルロ→モナコ→ニース、と海岸線を調査した。ジェノバには「カワサキイタリー」があり、我々のサポートをしてくれた。今回のメンバーは、Mr.N氏現在オランダアムステルダムに駐在しているMr.F氏、そして私の3人である。ジェノバの町は、ローマより、かなり北方にあり、日本とよく似た山あいの古いみなと町。町の中は坂・丘・車が多く、古い建物がそのまま現存しているイタリアらしい雰囲気が漂う町である。南方に比べると地震が少ないこともあり、古くからある建物や山あいにかかる橋もそのまま残っている。

   ギリシャっほどゴチャゴチャしていないが、それでも、小型のフィアットヤ「ローマの休日」のベスパが狭い道を縫うように走っている。路上駐車はあたり前、バンパーをぶつけて停止したり、2重駐車もおかまいなしの無謀さである。


ヨーロッパ文明の源・・・
地中海の入江で見たものは


“花のリビエラ”のリゾート地ーアラシオ


   ジェノバのカワサキイタリーで例のごとく、ジェットスキートレーニングの講義を2日間行い、3日間はフランス寄りの海岸線に移動、アラシオという有名なリゾート地で実技とプレス向けデモンストレーションを行った。ジェノバから車をとばし、2時間程のアラシオは、日射しは強いがまだシーズン前でバケーションのゲストは少ない。このあたりのリゾート地を訪れるのはドイツ人が多く、ここでもやはりドイツ人老夫妻が多かった。独身女性が少ないのが残念!
   
   到着した翌日、滞在していたホテルのプライベートビーチで、プレス向けデモンストレーションと試乗会を行った。5月ということもあり、海水は冷たい。ウエットスーツ無しでは寒いがイタリア人にとってはーというよりヨーロッパ人にとっては平気のヘイチャン!どんどん飛び入りでジェトスキーにトライに来る。水はやはり、とても美しく透き通っている。プレス関係者が撮影のために、2人の美女を連れて来た。   例のごとくこの美女にジェトスキーのライディングの仕方を教えたのだが、どこへ行っても、ジェトスキーは女性抜きでは考えられない事を痛感した。   ところが、この美女2人がものすごい。ハイレグ(超!)は、まあ見慣れたものなのだが、それなりの手入れが、あまり行き届かないのだ。イタリア女性にしてみればあたり前のようだが日本女性からは想像もつかないことである。デモンステレーションが終わり、20人程で昼食をとったが、まるで映画のワンシーンのようにビーチのテラスで山盛りのシーフード。地中海の日射しとテーブルの白いシーツ、そして青い海がとても印象深いリゾートである。
  イタリアでは、この年に初めてジェットスキーを導入したばかりだ、現地の人にしてみれば、とても珍しく高価で、導入されたマシーンは、ほとんどがレンタル用として使用されるらしい。アラシオの5日間も、アッという間に過ぎ、我々は3人はタクシーでニースへと向かった。
   
  ニースまでの道のりは、コートダジュール、リビエラなど地中海でも一番美しいと言われる海岸線で、途中にはカンヌ、モンテカルロ、モナコ、ニースと有名なリゾート地が山の上から眺められとても楽しめた。しかしこの山道がなかなかにクセもので、ラリーで走る道だけあって、タクシーで通過するにはスリルがあった。このように、この辺のリゾートはほとんどが、ガケと隣りあって建てられているのである。

 

 

 

ベニス(イタリア領)
ベニスは地形が島状になっているのをご存知でしたか!?町全体が水面に浮び、中世を思わせる建物とゴンドラがとても印象的な美しい町である。

 

 



ジェノバ市内
イタリアでは、このフィアット50は最もポピュラーな自家用車。5〜10万円も出せば簡単に手に入る。写真はジェノバ市内、イタリア人にはあたり前の2重駐車


移動中でも、リゾート気分を満喫


   アラシオから約2時間のニース。この海岸道路は、ホテル⇔道路⇔ビーチとなっているのでリッチで爽やかな気分になってくる。ビーチは国営とホテルのプライベートビーチとが交互に分けられ、プライベートビーチにはゲスト用のパラソルやビーチチェアが美しく並べられているが国営のビーチは小石がゴロゴロあり、殺風景である。しかし、どのビーチにもシャワーが付き、ゴミなどは無い。女性はもちろんトップレス。ゆえに、とてもジェットスキーを乗れる雰囲気ではないのだ。それほど、皆がのんびりと日光浴を楽しみ、休暇をEnjoyしているのである。ここの海は水温が低く入ってもすぐ上がって来てしまうほどだ。
   
   ニースからアラシオまでの3時間はコートダジュールの景色を海岸線ギリギリで眺めるため、列車に乗った。「007、ロシアより愛をこめて・・・・」の心境である。








リビエラの海岸線
国際的なリゾート地、”リビエラ”。美しい海岸線はフランス・コートダジュールとつながり、地中海を臨む絶好のロケーション

ジェットをひき連れ、再びイタリアへ


一年後の1987年5月14日、再びイタリアを訪ねた。イタリア・カワサキ主催のディーラーミーテングとイタリアトータルスポーツクラブ「FMI」にジェットスキーを導入するためのデモンストレーションである。アメリカ人のマーク、スージー、そして私の3人でデモンストレーションを行った。アドリア海に面する小さなリゾート、”ミラノ・マリッツィア”に人造湖でデモンストレーションを行った。気温21℃、水温17℃、湖とはいえ、塩水である。寒いし、しょっぱいし・・・・・少々疲れた身体に、プロシュート〔日本でいう生ハムメロン)の入ったフランスパン風のサンドイッチが、とてもおいしかった。イタリアでのおすすめフードはこのプロシュートとパスタ(日本のスパゲティとは全然ちがう、!)そしてカプチーノである。このミラノ・マリッツィアには3日間滞在して、北上、ミラノへと向かった。途中、アメリカ人2人とベニスを観光。ご存知でしたか?このベニスへは、岸から船で40分、途中”RIDO”という島に寄り到着。有名なサンマルコスの教会ではめずらしく日本人の団体客に出会った。ベニスのマークとスージーは、どこへ行っても写真ばかり撮っていて、まるでどこかの国の団体さんのようだった。ベニスを後にしてミラノに入る。美しい地中海、生ハムメロンに無造作なイタリア美人、また訪ねてみたいイタリアである。







ミラノ・マリッツイアの人造湖
アドリア海に面する小さなリゾート地、Milano Marittima(ミラノ・マリッツイア)の人造湖でのデモストレーション

 

 

 

 



再び訪れたイタリアでの
デモストレーション
アメリカ人のマーク、スージー、そして私の3人で行ったデモストレーション


潜水艦もビックリ!! 次回はトルコ・イスタンブール


 次回は、あまりにも有名な、「トルコ・イスタンブール」のボスペラス海峡。ライディング中に、なんとソ連の原子力潜水艇に遭遇。 ニースの国営ビーチ
まさに”ヨーロッパのリゾート地”を感じさせる光景、ヌード、セミヌードはあたり前。手前のドイツ人は男性?女性?

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